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工場設備・生産機器
弊社では、日本の優良設備を厳選し、中国を始め、東アジア・東南アジアのお客様向けに調達しております。また顧客様のご要望に応じて代理購入サービスもご提供しております。
高精度室圧コントローラ
室圧コントローラとは
主にGMP(Good Manufacturing Practice)対象となる医薬品工場において多く使用されております。2005年の「改正薬事法」においては、医薬品の製造に対し、GMPが必要条件となりました。これの要求事項の1つに「製品の汚染防止」があります。これに対応させるため、空調設備に対し室間差圧の管理(室圧管理)があげられます。また、製薬工場は製造対象により「バリデーション※」が求められます。製造工程における品質管理上、「室圧管理」が必要になります。こうした室間差圧の要求される現場において岡谷精立工業(株)の「室圧コントローラ」は、高い評価を得ています。
※バリデーションとは製造所の設備、手順、工程や品質管理の方法が、期待される結果を与えることを検証し、これを文書化すること。
使用環境
- 医薬品工場:無菌製剤、固形製剤、治験研究所、高活性剤(防爆)
- 再生医療(CPC)
- 病院
- 半導体工場
- 食品・加工工場
- 装置メーカ(装置内圧制御)
製品特徴
- 高精度で安定した室間差圧を実現
- 一般的なPID制御方式と異なり、偏差比例速度制御を採用。ハンチングやオーバーシュートを抑制できるため、目標値に限りなく近い高精度な制御結果が得られます。
- 室圧調整の時間短縮化
- 偏差比例速度制御は、偏差に対しモーター速度を巧みに変化させます。よって室圧復帰性能に優れております。
- 設置工事が容易
- 自己完結型(自立型)であり制御盤を必要としません。
- 電源線、圧力配管の接続のみで使用可能です。
- 自立型のためメンテナンスが容易です。
- オプション機能を組めば外部との通信も可能です。
- 高い信頼性
- 動作頻度の高いモーターは、燃焼制御で実績のある堅牢なものを使用します。
- 制御方式による室間差圧の保持性能は、お客様のアラーム頻度を低減可能です。
- 国内国外を問わず医薬品工場の必需品と言えます。
製品仕様
圧力範囲 | ±100Pa |
検出精度 | ±2.0%/FS(FS:圧力範囲のフルスケール) |
定格トルク | 20N・m以上 |
通信方式 | 4~20mA 、RS-485(2線式) |
電源 | 85~220VAC 50/60Hz |
外形寸法 | (約)155×159×110 |
室圧コントローラの有効性
- 室間差圧を必要最小限に設定可能です。
- 外乱に対し、迅速に反応し、計画通りの室圧に復帰可能です。
- 建物への負担減
- 空調ロスの削減
- ドア開閉しづらさの解消
- 様々な設備の室圧に対する要求に対応可能です。